Before (改善前)

段付きのシャフトの図面において、上記のように全長が記載されておらず、段付きまでの距離と段付きからの距離のみしか記載されていないことがあります。1種類のシャフトのみの製作であれば問題ありませんが、同一形状で寸法が異なる部品(例えば段付きの長さは同じ5mmで全長は55mmのシャフト)と寸法の見間違いや見落としが起こってしまう危険があります。また、旋盤加工の前に都度、全長寸法の計算を行う必要が発生してしまいます。

V

After (改善後)

全長の寸法を図面に明記しておくことで、寸法の見落とし、見間違いを回避することができます。旋盤加工によるシャフトやピン、ボスなどの丸物加工品は同一形状のものが量産されることが多々あります。その際に、図面の寸法が分かりにくいと間違った加工を誘発させてしまいます。特に、キー溝や段付き、タップなどの複雑なシャフトで基準点からの寸法のみしか記載がないと、全長寸法を求めるにはすべての数値を合計しなおさなければなりません。加工をスムーズに行い、無駄な時間を削減するためには適切な図面が求められます。

POINT(要約)

複雑な形状になればなるほど、図面は見やすいものでなければなりません。ボスやピン、スペーサーカラーのように、旋盤加工品の中でも比較的分かりやすい形状のものであれば寸法も確認しやすいですが、シャフトやニップルのように溝加工や穴加工などが含まれる複雑形状をした旋盤加工品になれば特に気を付ける必要があります。