Before (改善前)

ニッケルメッキを施すと、被メッキ物の耐食性が向上します。しかし、用途によってはニッケルメッキが不適な場合があります。水道管内が錆び付かないようにするために、真鍮のニップルに対してニッケルメッキを施す場合があります。しかし、メッキは長期間の使用することでワークからはがれてしまいます。水道管等でメッキがはがれてしまうと水道水にメッキが混入してしまい、大きなトラブルを発生させてしまいます。

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After (改善後)

メッキが不適な場合はニップルの材質を真鍮からステンレスに変えることで、メッキを施さずに同等の品質を保つことができます。ステンレスは耐食性に優れているので、ニッケルメッキを施さずとも要求される仕様を満たすことができます。ニッケルメッキを行う必要がないため、メッキが剥がれるトラブルもなくなります。

POINT(要約)

耐食性・耐薬品性等を付加するために、ワークに対してメッキ処理を施すことがあります。しかし、用途によってはメッキ処理が不適な場合があります。この場合、ワークの材質を耐食性を持っているステンレス等に変えることでメッキをしなくとも、要求される仕様を満たすことができます。