Before (改善前)

丸物に対して止め穴加工を行う際に、止め穴の底の部分を平らに加工する必要があります。しかし、止め穴の中心部は端と比べて削りづらく、またワークが小さくなればなるほど中心部は旋盤加工にて削りづらくなります。特にΦ6やΦ9等小さい内径の止め穴加工になると非常に難しいです。そのため、丸物ワークの中心部を削ることに時間がとられ、底面を平らにするのに長時間加工を行う必要があります。

V

After (改善後)

丸物に対して止め穴加工を行う場合、あらかじめ中心部に穴をあけておき、その後ドリルで加工するように加工方法を変えることで、リードタイムを短縮することができます。止め穴の中心部を削るのは、ワークが小さくなればなるほど旋盤加工の難易度が上がるため加工時間が延びてしまいます。そこであらかじめ中心部を削ることで止め穴の底を平らに加工しやすくなり、リードタイム短縮につながります。

POINT(要約)

丸物に止め穴加工をする際に、底面を平らにするよう求められる場合があります。しかし、底面の中心部は加工がしづらいため通常は加工時間が長くなってしまいます。そこで、あらかじめ中心部に穴をあけておくことで止め穴加工が非常に簡単になり加工精度が向上されます。